マジックミラーをつける時、表裏を間違えると大変ですよね

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防犯カメラが街のいたるところに配置され、どこで誰に見られているかわからないこのご時世である。常に誰かに見られているという緊張感を持って行動すべきだということを痛感する出来事が今日起きた。

会社が入っているビルの地下にあるお好み焼き店でランチを食べた後、私は営業用の車に乗って得意先回りをしていた。急いでいたこともあり、お手洗いに行けないままの出発だったので、歯に青のりがついていないかと心配になった。信号待ちのときにバックミラーを自分の方に向け、歯茎までむき出しにして青のりをチェックしていると、不意に視線を感じた。その視線の方向に目をやると…渋滞している反対車線の車に乗った若い男の人と目が合った。私は馬がひんむいたような表情のまま固まってしまい、その若い男はまるで見てはいけないものを見てしまったかのように目を反らした。慌てて髪の乱れを直すフリをしてみたものの、時すでに遅し。若者は二度とこちらに目を向けることなく、その車は発進してしまったのである。あの若者の今晩の夢に、馬のように歯茎をむき出しにした女が出てこないことを祈るのみだ。

刑事ドラマを見ていて時々思うのが、取調室のシーンでマジックミラー越しに犯人の様子を伺う刑事たちの目の前にあるマジックミラーが、もし裏表逆につけられてしまったら、どうなってしまうのだろうということだ。刑事たちが雁首揃えて真面目な顔でこちらを見ているのが見えてしまったら…もし犯人が私なら、おもしろくてうっかり自供してしまうかもしれない。いや、その前に刑事たちが見ているのは鏡に映った自分たちなのだからその前に気づくか。

何が言いたいかというと、どこで誰に見られているかわからないこのご時世なのだから、どんな立場の人であれ、どんな状況であれ、間違っても誰も見ていないと思って鼻毛を抜いたり鼻をほじったりしてはならない。ということである。